●アドニスマイク AM−DX1 の修理               TOPに戻る
 ローカル局より変調がのらないとの事で預かりました。
 
 このマイクは、唯一のセラミックマイクで音質も良好です。
 生産終了品につき治ると良いなぁ〜と修理に挑戦しました。

 【注意】
 修理メモとして掲載しております。参考にされる方は自己責任でお願いします。


 まずは、切り分けです。

  不具合箇所を特定するために、良品のマイクケーブルを
  AM−DX1に接続して確認しました。
  無変調が無くなりましたのでマイク系に不具合が有りと
  判断されます。

 マイクヘッド部です。 

 マイクエレメントを取り出す必要が有りますが・・・。
 どうやって分解するのでしょうか? 悩みました。。
 
 分解するための材料です。

 スクリーン部分が接着剤で固定されているとの情報が有りましたので、
 分解に必要な材料は、
  ・溶剤 ベンジン(手元にリグロインが有ったので代用しました。)
  ・綿棒 スクリーンの周囲に染み込ませます。
  ・その他 ピンセット、マイナスドライバー、テッシュペーパー等。
 取り外せました。

 溶剤を染み込ませ、暫くしたらピンセットやマイナスドライバーで、
 スクリーン(網)を引き出します。
 断線していました。

 半田付けし直しで無事に動作するようになりました。
 ご参考。

 AM−DX1に搭載の基板にはAM−308とシルク印刷が
 有りました。音質切替やマイクアンプ部分は削除されています。
  
 ■この作業について■
 エレメントを取り外すにはスクリーン部の接着部分を、
 剥がす(溶かす)必要が有りますが、エレメントを破壊する
 する可能性も有りますので自己責任でお願いします。
 
 ■スポンジについて■
 スクリーン(網)とマイクエレメントの間にはスポンジが、
 入っていますがベンジンの性なのか水洗いの性なのか
 判りませんがボロボロになってしまいました。
 代用品として似たようなスポンジが無かったので
 CDやDVD等を保存する際に使用する 不織布≠ェ
 使えそうでしたのでこれを使用しました。