●OCXO(10MHz)基準信号発信器の製作            TOPに戻る

 IC-9700(144/430/1200MHz)用の外部基準信号発信器として製作しました。
 IC-9700の周波数安定度は、±0.5ppmと記載されいます。
 これによると、145MHzで72.5Hz、435MHで217.5Hz、1280MHzで640Hzも変動すると言う事です。
 高級機と言われる機種では、±0.1ppmや±0.05ppmのものも有りますが、大概は、±0.5ppmです。

 これで、UHF帯でのデジタル通信をやる場合にはデコードが出来ない範囲にまで変動しそうですね。
 
 そこで、安定した10MHzの基準信号発信器を製作する事にしました。
 WEB情報から、OCXO(10MHz)を使用した物が宜しい様なので参考にさせて頂きました。

 【注意】
 製作メモとして掲載しております。
 問合せなど有りましたら、jm1izg(アットマーク)jarl.comまでお問い合わせください。。

 1号機
  ・ケース:スチール製、何かの製品のケースです。
   ケースサイズは、90x30x115(mm)です。
      

 2号機 
  ・ケース:タカチYM-100です。
      サイズは、100x30x70(mm)
  ・電源:9〜15V、1A
     内部にDC-DC降圧コンバータを入れました。

  ※電源投入時は、500mAほど流れますが、安定後(約1分後)は
   半減以下となります。   
 実装基板
  ・基板サイズは、約50x50(mm)です。

  基板単体では、+5Vで動作します。(DC-DCで+5Vに設定)
 2号機の内部です。

  ・出力は、SMAx2 BNCx1です。
  
   ※当該基板を使って見ようと言う方は、
    お問い合わせ頂くと頒布出来るかもしれません。     
 周波数のアジャスト

  ・調整は周波数微調整VRで、10.0000000に合わせ込みます。
  ・実際には、9.99999999に合わせ、たまに10.0000000と
   なるようにしています。10Sec更新なので気長に調整。
   ※周波数カウンタの仕様で、10MHzを超えると下の桁が1桁減るので
   この様にしています。

   以上で±0.002ppm以内に治まりますので、
   周波数変動は、145/435MHzでは1Hz以内・1280MHzで3Hz以内と
   思われます。